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顎関節症の原因・症状

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 顎関節症の原因・症状

 顎関節症の有病率は、ある調査によると顎関節症による痛みが出ていない潜在患者を含めて小学生で10%以下、中学生で約13%、高校生で約20%、推測では日本の総人口の約30%〜40%であり、そのうち500万人が顎関節症の治療が必要であろうと考えられています。

 以前は、顎関節症の起こる原因は噛み合わせの悪さと考えられてきました。しかし、最近では顎関節症について少しずつ解明され、噛み合わせの悪さだけが顎関節症の原因ではないことがわかってきました。
 ここでは、その具体的な原因を記載します。

 背骨のゆがみ

 1つは、背骨の歪みです。背骨が歪むと一番上位にある首に最も強くゆがみが起こってしまいます。その結果、首の筋肉が硬くなってしまい顎関節の動きを制限してしまいます。そこから顎関節症が発症してしまいます。

本来人間の体は、少しの筋肉で身体を支えることができるように作られています。ですが、身体がゆがんでしまうと、姿勢を維持するだけでも様々な筋肉の力がいるようになります。つまり、身体にゆがみがあると”立っている”、”座っている”だけで身体がだるくなったり疲れてきたりすることになります。

 身体のゆがみは足から起こることが多く、足の重心位置の異常によって骨盤のゆがみが起こり、骨盤の歪みによって背骨の歪みが起こります。この時、一番上位にある首に最も強くゆがみが起こってしまいますそうすると、首の筋肉が硬くなってしまい顎関節の動きを制限してしまます。また、頭蓋骨にもゆがみが起こります。その結果、顎関節症が発症してしまいますゆがみ

 骨盤にある仙腸関節は頭蓋骨と連動して動いています。その為、仙腸関節にゆがみが起こると頭蓋骨にもゆがみが起こります。たとえば、骨盤が歪んでいる場合にはウエストラインの高い方に首は傾く傾向があります。その結果、傾いている側の首の筋肉は過緊張を起こしてしまいその状態に連動して咀嚼筋も硬くなってしまいます。そうすると、顎関節の位置も変位してしまい顎関節症が発症します。また仙腸関節が歪むと背骨がゆがんでしまい、猫背などの不良姿勢が起こります。そうすると、身体のバランスを保つために様々な筋肉を使って姿勢を維持するようになります。このような状態が、長期間続くと背骨やそれを支えている筋肉、足や手、内臓の働きにも影響が現れるようになります。

 顎関節症の場合、このような骨格のゆがみが筋肉バランスを壊してしまい咀嚼筋を中心とした顎関節周辺の筋肉に過緊張が起こり顎が左右にゆがんでしまいます。その結果、くいしばりや噛み合わせ不良が起こってしまいます。このような状態になるとさらに顎関節のゆがみが強まってしまいます。

 このように考えると、顎関節症の発症に全身のゆがみが影響していることがご理解いただけると思います。また身体の歪みによって、首に傾きが起こり、その結果が噛みしめといった状態であるため、噛みしめを改善するためには全身の骨格バランスを改善しなければいけないということになります。

 片噛み

 顎関節症の方の中には、食事をするときに片方で噛む癖がある方が多くいらっしゃいます。これは、顎関節症が発症してしまいやすい原因の一つとなります。

 片方で噛むとどちらの顎関節に負担がかかると思いますか?片噛み噛んでいる方の顎関節ですか?それとも、反対側の顎関節ですか?噛んでいる方の顎関節に負担がかかると思われる方も多いのではないでしょうか?実際には噛む側と反対側の顎関節に負担がかかります

 噛む側と反対側の顎関節に負担がかかる理由はてこの原理が働くためです。物は奥歯で噛む事がほとんどです。この時、噛んでいるところがてこの原理でいうと支点になります。そして、この支点が噛む側に偏っているので力は反対側にかかるになります。これはシーソーのような感じです。つまり、噛んでいる側の顎関節には広げられるような力がかかり、逆に噛んでいない側の顎関節には圧迫する力が加わることになります。

 このように顎関節にかかる力が不均衡になると、関節の状態が不安定になります。そうすると、噛む側の外側翼突筋が顎関節を安定させるために関節円板を前方に引き出します。その結果、関節円板の厚い後方の線維が引き伸ばされ、前方の関節円板の厚みが増し顎関節が安定します。このようにして、関節円板の厚みを調節して顎関節を安定させようとします。

 このような状態が一時的であれば顎関節には全く問題は起こりません。ですが、片噛みする癖となって毎回このような状態が起こると、関節円板の位置異常が起こってしまいます。 

 また、骨や筋肉は、それぞれの機能に最も適した形に変化します。これはドイツの外科医ユリウス・ウォルフ(1836〜1902年)が提唱した『ウォルフの法則』と呼ばれる法則です。『骨は長期間反復される機能に従って、その機能に最も適した形態に変化する』という法則です。具体的には、筋肉は使えば引きしまり、使わなければ衰えてしまいます。骨も同様で長期間使っている方向に強くなります。逆に使わなければ、骨も弱ってしまいます。

 これを顎関節症に置き換えると、片噛みをする癖がある方は噛む側の咀嚼筋は強くなり、逆の咀嚼筋は弱ってしまいます。また、噛む側の骨は強くなり、逆の骨は弱くなってしまいます。その結果、下顎骨の左右バランスが崩れてしまい下顎骨に変形が起こります。このような状態になると噛まない側の関節円板が破壊され顎関節症が発症してしまうことになります。

 うつぶせ寝や横向き寝、頬杖

 3つ目に、横向き寝やうつぶせ寝、頬杖です。顎の痛み顔を横に向けて寝ることによって、顔の重みを下になっている頬で受けることになります。顔の重みは4〜5キログラムあります。この頭の重さが咀嚼筋に長時間かかることで、咀嚼筋内の血液循環は悪化してしまいます。その結果、筋肉の委縮が起こってしまい顎関節症が発症してしまいます。
頬杖も片方の顎に圧を加え続ける姿勢になるため、咀嚼筋、場合によっては顎関節自体に影響が出てきます。

 ブラキシズム

 ブラキシズムとは、歯ぎしりやくいしばりのことを言います。歯ぎしりは、歯の表面を研磨してしまい擦り減ってしまうことがあります。強い力のため当然顎関節にかかる負担は大きいものと考えられます。くいしばりは、身体に力を入れる時や何かに集中している時には起こりやすい現象です。その為、1日の中で数回程度であれば全く問題はありません。ですが1日に長時間くいしばりが起こるようであれば顎関節症が発症してしまうことが考えられます。このくいしばりや歯ぎしりが起こる原因は『ストレス』や『不良姿勢』によるものがほとんどです。

 不良姿勢

 仕事の不良姿勢によって顎関節症になってしまう方が多くいらっしゃいます。これは、仕事の緊張感から全身の筋肉に疲労がたまり、とくに首の筋肉を通して顎周辺の筋肉に悪影響を与える結果と考えることができます。とくにパソコンなどのデスクワークの場合には、姿勢が悪い状態で仕事をされる方が非常に多いのが現実です。正しい姿勢とは、骨盤の上に背骨があり、その背骨の上に頭がある状態です。この正しい姿勢に比べ、デスクワークの方の姿勢は背骨の上に頭はなく、背骨の位置より電話と顎関節症前に頭がある、いわゆる猫背の姿勢の場合がほとんどです。このような姿勢を続けると、首や肩に強いストレスがかかってしまい、その結果顎関節症が発症することになりかねません。
 また、デスクワークの方で電話対応が主体の場合、電話を肩と顎ではさむ方がいらっしゃいます。この動作は、片方の顎に強い力がかかります。また、この姿勢を長時間継続することで背骨にゆがみをつくってしまいます。背骨のゆがみ、特に首のゆがみは下顎骨の位置を左右のどちらかにゆがませてしまいます。その結果、顎関節症が発症する可能性が高い動作と考えられます。

 歯科治療

 顎関節周辺は相互に関連しています。そのため、噛み合わせの変化は咀嚼筋や顎関節に影響を与えます。また、咀嚼筋の変化は噛み合わせの変化や顎関節の運動の変化を引き起こします。そして顎関節の変形は、咀嚼筋の運動制限や咬合不全を引き起こします。つまり、顎関節を構成している要素のどれか一つに問題が起こっただけでも顎関節症は発症しやすい状態になるということになります。そのため、歯科治療によって抜歯をしたまま放置しているような状態は顎関節症を引き起こしてしまう可能性が高まります。

 顎関節症は、仕事が忙しい、ハイストレスな環境の方に特に発症しやすい傾向があります。ひとつの原因は、ブラキシズムと呼ばれる噛みしめの行動によっておこります。そして、片方で噛む癖も顎関節症発症の原因となります。片方で噛む癖ができる原因に、忙しさのあまりに歯科治療を途中でやめてしまっているということもあります。特に、虫歯の治療中に治療を受けることができなくなったり抜歯をした状態で歯を入れずに放置すると危険です。

 あくび

 あくびをした時に顎がガクッとしたことはありませんか?これは顎関節があくび脱臼しかけた状態と考えることができます。そして、このような状態を引き起こす主な原因こそが顎関節症なのです。健康な顎関節であれば、あくびをしたぐらいでは全く問題はありません。ですが、顎関節症特にV型の顎関節症の場合は、あくびのように大きく口を開ける際に関節円板がひっかかってしまい、下顎骨の動きを制限してしまいます。そのため、開口障害が現れます。このように、関節円板がひっかかって下顎骨の動きに制限があるにもかかわらず無理やり大きな口をあけてしまった時に関節円板に損傷が起こってしまいます。そうすると、顎関節の捻挫が起こってしまうのです。これが、あくびの後に口が開かなくなるぐらいの顎関節部痛が起こるメカニズムです。

 親知らず

 親知らずとは、第3大臼歯の事を言います。親知らずという名前が付いた理由は、親知らずが生える年齢の頃には子供は親元を離れるため、親が歯の生え始めを知ることはないという理由といわれています。親知らずは、まっすぐ生えてくると問題はないのですが、斜めに生えてきたり前に生えてきたりすると、他の歯との位置関係がくるってしまい噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。このような状態が長期間継続する事によって顎関節症が発症する事もあります。

 それでは、親知らずが生えてきたらすぐ抜いたほうがいいの?という疑問をお持ちになる方もいらっしゃると思います。これは、間違いです。噛み合わせに問題がない場合には親知らずがあっても全く問題はありません。そのため、親知らずを抜く必要はありません。親知らずは、歯の中でも大きな歯です。親知らずに問題が起こった時、抜歯するのには大きな力が必要となります。この強い力によって顎関節症が発症していることが多いのも事実です。このように考えても親知らずの抜歯は、何か問題がある場合のみと考えた方がいいでしょう。

 また、親知らずに問題が起こって抜歯する場合にも信頼のおける歯科医をお選びください。無理な抜歯などによって、顎関節症を発症させている歯科医もいます。ご注意ください。

 噛み合わせ

 顎関節は、物を噛んだり話したりする時の動きに関与しています。そのため、硬いものを物を噛んだり長時間話をしたりすると顎に重だるさを感じることがあります。

 また、かみ合わせが悪い方に顎関節症が多いことから噛み合わせが悪い方に顎関節症が発症すると考える方もいらっしゃるようです。そして、そのかみ合わせを改善することによって顎関節症は改善すると考え歯列矯正などを受けている方も多くいらっしゃいます。ですが、これだけで顎関節症が改善するということは考えにくいのが現実です。

 実際に、噛み合わせが悪いというのはよくありません。ですが、このかみ合わせの悪さは咀嚼筋を中心とした筋力の低下によって起こっていることも多くあります。そのため、歯科での歯列矯正を行っても筋力が弱いためにすぐに噛み合わせが悪くなっている方も多くいらっしゃいます。

 このように考えると、噛み合わせが悪くなる=筋力が弱いということもできます。

 その他

 その他、大きな声で話をするのが仕事であったり、吹奏楽器や歌を歌うことが多い方の場合に息を強く吐くことが習慣化され咀嚼筋にかかる負担が強まり顎関節症が発症する方もいらっしゃいます。また、食生活の変化による顎関節の弱体化も関係していると考えています。

 このように顎関節症は、顎関節症はかみ合わせが悪いのが原因ではなく、他の何かが原因でかみ合わせが悪くなって発症していると考えられます。そしてそのほとんどが、体の左右バランスの乱れです。
 上記の原因によって顎関節症が発症すると当院では考えて治療を行っています。その結果、当院での治療症例1、107名の方の68%は痛みや動きの異常が改善しました。これは、咀嚼筋の問題や関節を固定する組織の問題の場合には特に症状が改善したという結果が出ています

 つまり、顎関節症は姿勢や背骨のゆがみなどが大きく問題になっていると考えることができます。

 顎関節症の代表的な症状

.顎が痛む
顎関節や周辺が、食べ物を噛む時や口の開け閉め、顎を動かした時(話している時)などに痛むのが特徴です。また、発症初期や炎症が強い時には何もしなくても痛む時があります。

.顎を動かすと音(ポキッ・カクカクなど)が鳴る
顎を動かすと耳の前あたりの顎関節部で音がします。この音は、顎関節の動きが悪いことによって起こっている音で顎関節症の1番初期の状態と考えられます。たまに音が鳴るぐらいであれば、問題はありません。しかし、急激に回数が増えたり、痛みが伴うような場合には注意が必要です。

.口を大きく開けられない
正常では、口を開けると指が縦に3本位入る状態です。指縦に2本以下の場合は顎関節症の状態と考えられます。これは、気が付かないうちに痛みをかばう為に動かさなくなり徐々に口が開かなくなる場合と、顎関節の構造異常によっていきなり口が開かなくなるという場合があります。

.噛み合わせが悪くなる
顎の関節や、咀嚼筋(そしゃくきん:噛む時に使う筋肉)がおかしくなると顎の動きがおかしくなります。例えば、鏡の前で口を大きく開けてみてください。この時に顎先はまっすぐ下に降りていますか?顎先が右や左もしくはS字状に動いていませんか?この動きの異常から、かみ合わせが悪くなってしまいます。このパターンは、背骨の動きゆがみや骨盤のゆがみ原因になっている場合が多くあります。

.口を閉じられない
口を閉じられない方は、非常に少ないですが、顎関節の中で下顎骨が前にずれてしまい口が閉じられなくなってしまっている状態です。この状態が悪化した状態が顎関節の変形です。

.耳鳴り・耳の閉塞感
 顎関節は、外耳道(耳の穴)のすぐ前にあります。その為、顎関節がゆがんでしまうと耳の穴を圧迫してしまう可能性があります。この圧迫によって、外耳道の皮膚は常に引っ張られた状態になります。このような状態が慢性的に経過する事によって、顎関節周辺に腫れが起こったりリンパの流れが阻害されるなどによって、キーンという金属音のような耳鳴りやザーザーといった波の音のような耳鳴りなど高音の耳鳴りが引き起こされます。さらに、耳鳴りとともに耳の閉塞感を伴う事もあります。
 また、顎関節のゆがみが強く起こった場合には内耳神経が圧迫される事によって大きな音で耳鳴りが起こることもあります。
 耳鳴りで、耳鼻科を受診しても原因不明の場合や薬を長期間飲んでも耳鳴りがおさまらない場合には、顎関節症にって引き起こされている耳鳴りかもしれません。

.頭部や顔面部の神経痛
 顎関節症が悪化すると、後頭部の大後頭神経痛や顔面部の三叉神経痛を引き起こしてしまう事もあります。

 顎関節症の病型

顎関節症のタイプには5種類があり、咀嚼筋の問題(T型)・関節を固定する組織の問題(U型)・関節の中の問題(関節円盤など)(V型)・関節の変形による問題(W型)・これらに当てはまらないその他(X型)などがあります。

顎関節症の病型による症状

T型の顎関節症の症状
T型の顎関節症は、咀嚼筋障害に起こる顎関節症です。そのため、顎関節周辺の筋肉付着部や関連部に広く痛みが認められます。
○よく寝違いを起こす
○首が動きにくく、常に疲労感がある
○目が充血しやすく疲れやすい
○慢性的に首から肩にかけてコリ感や重だるさを感じている
○耳鳴りやめまいを感じることがある
○耳閉感(耳が詰まった感じ)がする
○後頭部やこめかみに頭痛がある
○頬骨周辺の痛み
○原因不明の鼻詰まりがある
〇話したり、食事で動かしていると顎周辺が疲れてくる

U型の顎関節症の症状
U型の顎関節症は、外傷(けが)による損傷のため様々な症状が認められます。
○顎関節の運動に痛みが伴う
○顎関節部を触ると痛い

V型顎関節症(顎関節内障)の症状
V型の顎関節症は、顎関節の内部構造の異常によっておこる顎関節症です。そのため、痛みや運動障害が認められます。
○口を開け閉めしにくいことがある
○口を開け閉めする時に”パキパキ”なることがある
○口を開けるときにまっすぐ開かず、どちらかにゆがむ
○顎関節周辺に引っかかりが起こり口が開かない
○物をかむときに顎関節部(耳の前付近)に痛みがある

W型の顎関節症の症状
W型の顎関節症は、他の顎関節症が進行することによって発症します。そのため、W型の顎関節症の症状というよりは様々なタイプの顎関節症の症状が認められます。

その他、顎関節症によって自律神経失調症が併発することもあります。
また、顎関節症によって起こる強い症状によって依存症が併発する事もあります。

temporomandibular顎関節症

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